Levi's 501XX 1966model 履き始めの儀式
私がLevi'sが好きな理由とファーストウォッシュの工程を紹介します。
購入を悩んでいる方や洗濯方法を悩んでいる方の参考になれば幸いです。
デニムと言えばリーバイス。デニムと言えば501XX。と誰しも口にして言ったことがあるLevi's501。
まず私の洋服選びのこだわりは、どの製品でも伝統を意識すること。
ルーツや目的、伝統を守るのではく、意識する。
デニムのルーツはアメリカの作業着であるため、意識したい点はこの3つ。
1汚れても破れてもかっこいいこと
2実際のなんかしらの作業の時に履きやすいこと
3アメリカっぽいこと。
この基準に照らし合わせてデニムを選ぶとLevi's一択となってしまいました。
そもそもLevi'sがデニムを最初に作ったのだからあたりまえなのだけど。
デニムブランドと言えど、たくさんあります。僕が知ってるので、まあまあ雰囲気が好きなのは、
アメリカブランド:コーンミルズにこだわり、バックポケット内にLevi's風の赤タブを法を守るために忍ばせている[テラソン]や、上品を極めたシルエットで人気のマイケルタピア率いる[エルカミーノレアル]などなど。
日本ブランド:完璧な色落ちと日本人の体型に合う日本最強デニム[リゾルト]フランスと日本の融合した質実剛健かつシルエットが売りの[アナトミカ]
僕がLevi's以外に履く、唯一のデニムは[A.P.C.](仏)です。なぜA.P.C.かというと、創業者のジャントウィトゥが洋服を通して世界に主張しているから。
それに公式HPを見ればわかるが洗わないことを推奨していてユニーク。店舗に行き、スタッフと話すと6年間洗っていないとか平気で言います。とても好きなブランドです。
どれもこれも履いたら素敵だし、シルエットもきっとLevi'sよりも僕に合っていることは分かってる。リーバイスは太めだし。
さて、新宿のリーバイスストアで購入したデニムの詳細です。
[購入店舗] リーバイスストア新宿店
[価 格] 32,400円(税込)
[モデル] Levi's Vintage Clothing 501XX 1966model
[サイズ] 30×34
Levi's Vintage ClothingとはLevi'sの中でも復刻に力を入れたラインです。よくオリジナル、とかレプリカとか言う言葉で表現されますが、こちらはレプリカを指します。1947年,1955年,1966年,等のそれぞれの年代のデニムを忠実に復刻している為、非常に高額となります。オリジナルとは当時のものです。何百万のとか言うのはその類です。
代表的なモデルの特徴を簡単に記載します。
1947:細め、生地薄め、ボタンフライ、革パッチ
1955:かなり太め、生地厚め、ボタンフライ、紙パッチ
1966:やや太め、生地普通、ボタンフライ、紙パッチ
その他、隠しリベット等細かくいろいろありますが、割愛します。
私はリジッドを購入したので履く前に洗わないといけません。
そもそもリジッドとは未洗いのこと。
ちなみにA.P.C.はこのファーストウォッシュをできる限りしないことを推奨しているのでそのブランドそれぞれ洗いにはこだわりがあるのでは?と思います。
普通に考えてコットン100%ですので洗ったら縮みます。シャツでもTシャツでもそうです。先に洗いをかけていたり、防縮加工されているものもあるので縮むのか否か事前に確認が必要ですね。
リーバイスの場合、「シュリンクtoフィット」なので縮ませてぴったりにします。
つまり洗った後にぴったりになるように少し大きめのサイズを購入するのです。
私の場合は店舗で購入したので既に洗いがかかった物を試着させていただき、スタッフと相談して決めました。
サイズに不安がある方は店舗で購入した方がいいと思います。
安さに負けてネットで購入して、合うかわからず到着までそわそわ。。。なんてみんな経験あると思いますが、やっぱりスタッフとの会話も楽しいですし、品物に個体差があったり、物との出会いの瞬間だと思うので多少高くても店舗で購入した方がいいと思います。
アップでどうぞ
以下付属品です。(あとコットンバッグが付いております)
お風呂に入りながら糊を落とす絵が書いてありますが浴槽にインディゴが付くのでおすすめしません。
切っていきます
全て取りましたら洗い前の採寸作業です。
はじめに1インチは2.54センチですので
私の購入したサイズ30×34は76.2×86.36となります。
ウエストは38.2㎝(×2=76.4)概ね同じ?
股下は86㎝ だいたい同じですね
裾幅は20㎝でした。
腿亘りは27.5㎝
洗濯方法
1 裏返しにしてぬるま湯に浸ける
2 水を替える
3 裏返しのままぬるま湯に浸ける
4 洗濯機にて標準で洗濯する(洗剤は入れない)
5 形を整えて完全に乾くまで浴室乾燥をする
以上
写真とともに解説します。
裏返します。
沈めるためために椅子を使います。
1時間経過後、水の色も黄色く変わったので水を替えます。(黄色は糊の色です)
青くなってきました。さらに1時間放置
こんな感じで洗濯します。(洗い3分・すすぎ2回・脱水は9分)
もちろん洗剤は入れませんし、色移り防止のため単独で洗います。
このようにハンガーとS字フックを使って干して、浴室乾燥します。このときに耳を寝かせておきます。
ちなみになぜ乾燥機でないかというと、乾燥機でぐるぐる回してしまうとふっくら仕上げになり、ヒゲやハチノスがつきにくくなるからです。
そんなことどうでもいいから縮みを優先にしたい方は乾燥機をおすすめします。
このように単独で立つくらいにパリパリに仕上がり、まさに洗い立てのデニムの雰囲気が漂います。
洗い後のウエストは37㎝です。
38.2㎝→37㎝
股下は79.5㎝
86㎝→79.5㎝
腿亘りは27㎝
27.5㎝→27㎝ あまり変わりませんね
裾上は股下73㎝に決定しました。
安全ピンで留め、いつもお世話になっている柏の五右衛門さまに持っていきます。
このくらい切りました。
五右衛門さまはユニオンスペシャル(通称ダルマ)を使っており、今後の裾のあたりが楽しみな仕上がりです。
73㎝です。
最後に履き始める日を記入して足を通すだけ。
大変長くなり失礼しましたが、洗って履くまでの儀式は以上です。
この後は1年半くらい履いたらもう一回洗っていようと思います。
大切なことは洗う前にぬるま湯で糊を柔らかくしておといて洗濯機で洗い糊を完全に取ること。
そして洗ってから乾くまでの時間をできるだけ短くして乾燥機を使わずともしっかり縮めることです。
かなり過保護に丁寧に洗いましたが所詮デニムです。神経質になる必要はありません。
洗い方にも正解はないと思うのであくまでも参考にしてください。
自分らしい洗い方に気付くまでいろんな洗い方をして楽しんだほうがいいと思います。
読んでいただきありがとうございました。