サラリーマンのための革靴の選び方
今回は靴の話。
私の靴遍歴を記します。
実際に所有したブランド:ALDEN・J.M.WESTON・Paraboot・CHURCH’S・JOHN LOBB・EDWARD GREEN・Tricker’s・REGAL・JOHNSTON&MARPHY・42ND loyal highland・Crockett&Jones・スコッチグレインetc...
靴が好きになったきっかけはサッカースパイクです。カンガルー革やフルグレインレザー(モレリア、コパムン、プレデターアクセレレイター等)のエイジングに魅力を感じました。
現地購入が好きで、NY、パリ、ロンドン、ノーザンプトンの工場に足を運びました。
さて、本題に移ります。
結論から言うと購入するポイントは4つです。
1 修理してまで履くか
2 どんな履き方をするか
3 本革か合成皮革か
4 価格について
まず1つ目は「修理してまで履くか」です。もし修理してまで履かないのであれば5,000円~10,000円で見つかると思いますので割愛します。そのような方は見た目で選んじゃいましょう。
修理して履きたい場合、靴の製法を考えます。
結論から言うと、グッドイヤーウェルト製法の靴を選びましょう。
なぜなら”何度でも”ソール交換ができるからです。靴のダメージのほどんどがソールの減りです。
できたら店員さんに「この靴はグッドイヤーウエルトですか」と聞きましょう。(長く履く靴をお求めなら、このくらい答えられないようなお店では買わないことをお勧めします。)
「ソール交換できますか」はNGです。適当な人なら「できますよ」と言われてしまいます。
なぜか。それは大体の靴は”1度は”無理やりソール交換できるのです。(ものによってできないのもありますが)
グッドイヤーウエルトの靴は”何度でも”ソール交換できるのです。「ウエルト」というパーツによってソール交換が何度でも出来るか否かが決まるのです。専門的な話なので興味ない方はスルーしてください。
ちなみにどんな修理ができるのか、修理にどのくらいお金がかかるかはこのサイトが参考になります。
10年近い付き合いになりますが価格が良心的で腕はピカ一です。
「The asakusa cobblar」(ジ 浅草コブラー)
コブラーは蛇ではなく、コッブラー(cobblar:靴の修理屋)
https://www.asakusacobbler.com/
次に2つ目の「どんな履き方をするか」です。
あまり歩かない方はレザーソールがおすすめです。
靴の裏から湿気を逃がし、高級感がある雰囲気があり、しなやかな感覚が味わえるからです。つま先がよく削れますが「つま先メタル」を装着すれば5年くらいは平気です。
デメリット:雨に弱い(乾きにくい)・たまに滑る(点字ブロックの上等)
よく歩く方はラバーの靴がお勧めです。雨も気にせずに履けますし、たくさん歩いてもグリップが効くので疲れないと思います。またソール交換の費用がレザーに比べ安いです。
デメリット:高級感はレザーソールには劣る・蒸れやすい。
3つ目の「本革か合成皮革か」ですが、言うまでもありませんが、本革を選びましょう。
高級感・履き心地・通気性どれをとっても本革がいいです。
合皮は蒸れます。サラリーマンの水虫の原因は合皮なのでは?と思います。
私は合皮を履いたことがないからか、水虫にはなったことはありません。
本革は基本的に牛革がほとんどです。牛革以外なら「ん?」と思いましょう。ここからは好み。
最後に4つ目の「価格について」です。
良い見た目のビジネス用革靴は基本的に30,000円以上すると考えてください。正直100,000円以上の革靴に関してはどれも耐久性等の「機能」という面では同じレベルです。革の染め方やアッパーの縫い方にテクニックを用いていて、そういった付加価値で高いのです。
30,000円~60,000円では国産ブランドがお勧めで一番は「スコッチグレイン」です。
一応URLを貼りますが店舗で買いましょう。
50,000円~100,000円ではチャーチがお勧めです。
質実剛健という言葉がぴったりです。丈夫なのに高級感があり、信頼できる雰囲気が漂っています。多少の雨でも全然気になりませんし、劣化というより味になるイメージです。
お勧めを紹介させていただきましたが、以上の4つのポイントを抑えており、加えて50,000円以上するのであれば、どの靴でも問題ないと思います。
あとは好みと履き心地と出会いです。
従って初めて革靴を購入されるのであれば、店舗でベテランスタッフに相談して納得してから購入してください。
おすすめのお店は伊勢丹メンズ館等の百貨店です。
理由はほとんどのブランドの靴があるからです。
スタッフも豊富な知識があり、きっと満足する一足が見つかると思います。
以上です。参考になりましたでしょうか?
個別に相談してくださっても構いません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。